山田
番組も半分過ぎた頃ですし、
そろそろ休憩でもしませんか?
金剛地
山田さん、ナイスアイデア!
山田
実は、今日、
私、お茶請け、持って来たんですよ。
(ばかうけ出して)
金剛地
あっ! ばかうけじゃないですか!
僕、これ大好物なんですよ!
寺田
えっ!? 金剛地さん、この前、
ハッピーターンが一番好きって、
言ってませんでしたっけ!?
(ハッピーターン出して)
金剛地
いや、何て言うのか、
両方好きっていいますか…。
山田
ばかうけが好きなんですよね!?
寺田
ハッピーターンですよね!?
(なんて繰り返し言いながら、二人、
金剛地にパッケージを押しつけつつ)
(VTR)
金剛地
そんなわけで
その違いを知れば知る程、
逆にどっちがどっちなのか、
どうもでよくなる「ばかうけ」と
「ハッピーターン」。
しかしながら、
これもまた良い機会です。
この際、決着をつけましょう。
似て非なるもの、
山田さん、寺田さん、
準備の程は
宜しいでしょうか?
では、まずは寺田さん、
御願いします。
寺田
了解しました。
まずは亀田製菓のハッピーターン。
発売された年はこちら!
(フリップ)
1977年です。
第1次オイルショックの時に
開発されたハッピーターン。
不景気な世の中に対し、
幸せが戻って来る、つまり…、
ハッピーがターンするようにと
名付けられて
ハッピーターン!
山田
続いて、こちらは、
栗山米菓のばかうけ。
発売された年はこちら!
(フリップ)
1990年。
(笑いこらえながら)
寺田さんのハッピーターンに
比べると歴史が浅くて、
たったの…、アハハッ
18年(笑いこみあげ)!
人間だったら箸が転がっても
おかしい年齢!
しかも、お菓子だし、コレ!
(手を叩いて喜ぶ)
寺田
山田さん、
今日、乱れ過ぎ。
さて続いてこのハッピーターンが
どれだけハッピーをターンしたか
というお話ですが、それはこちら!
(フリップ)
資本金19億4613万円!
これはハッピーターンを
製造している亀田製菓の資本金。
2008年3月期の
連結売り上げ高は
なんと747億円で今期も見事に
ハッピーターン!!!!!
山田
ヘイッ!
(酋長風に。Mもカットアウト)
ユア・ボイス!
ツーハイッ!
(キャラ戻ってフリップ出す)
さて、こちらは
58億4964万4800枚。
これまでに発売された
ばかうけの総枚数なんです。
人類にほぼ1枚。
ざっくりとした数字ですが、
ばかうけはさっくりと
焼き上がっています!
(口を押さえて笑いこらえる)
寺田
すいません!
(フリップを振りながら)
誤摩化さないで、
資本金の話しをして下さい!!
山田
えっとぉ、うちの場合、
たったの8677万8000円。
1億ないでやんの、ウケる!
(手を叩いて喜ぶ)
寺田
資本金が1億に満たない山田さんは
さておいて、
ハッピーターンのパッケージに
書かれたキャッチコピーは
こちらです。
(フリップ出す)
「おいしいって幸せ!」、
(さらにフリップ出して)
そして。
マスコットキャラクターの
名前がこちら、
(フリップ出す)
「ハピたん」。
癖になる美味しさに
まったく癖がないキャッチコピーと、
ひねりがないネーミング。
これぞまさしくハッピーターン!
山田
幸せって、
残念なぐらい平凡なんですね。
それに比べて、
こちらはかなりトリッキー。
(フリップ出して)
キャッチコピーは
「新潟発!
コミュニケーションおせんべい」。
米どころ、イェーイ! みたいな。
(フリップ出して)
そして、キャラの名前が、
バリンとボリン。
バリンとかじって、ボリンと食べる。
ウケる! マジ、ウケる!
…ワッツ!?
何? 何なの?
このアウェー感は、
ここが新潟じゃないからっ!?
(流暢な英語で)
ディス・イズ・リアリィー・
ディスコミュニケーション。
(ニヤリとして布をかぶる山田)
金剛地
ハッピーターンと
ばかうけが真摯に切磋琢磨する
その姿勢がひとつの文化を
創るのですね。
いずれにしても、
本日もまたドキドキでした。
|