山田
番組も後半ですし、
そろそろ休憩でもしませんか?
金剛地
山田さん、ナイスアイデア!
山田
(ものすごいリラックス。
ペンとかいじったりしながら)
最近思うんですけど…
毎回、キッチリ働くのって、
賢いやり方じゃないですよねぇ…。
(伸びをしながら、半分あくび)
アァ〜、何だか権利関係で、
楽に食べて行きたいなぁ〜!
金剛地
おっ! 楽に生きるの賛成!
寺田
(伸びをしながら、
手が金剛地の顔あたりにあたり)
アァ〜、
絶対、私の方が、楽に生きるもん!
金剛地
いや、もちろん賛成なんですけど
何て言うか、
手が邪魔っていうか…。
山田
(伸びをしながら、
左手が金剛地の顔あたりに
ビシビシッあたり)
アァ〜、左うちわサイコー!
寺田
山田さんよりも、
権利関係で楽になりた〜い!?
(「私の方が」「いや私が」なんて繰り返し言いながら、
二人、金剛地の顔を押しつつ)
(VTR)
ナレーション
何だか、似てる、
でも、違う。
そんな微妙な違いを
赤裸々に追求する似て非なるもの。
本日2回目、ジャスラックVS音事協。
まずはジャスラック派から。
続いて、音事協派。
権利関係でアレコレしちゃう
謎の団体、
ジャスラックと音事協、
どっちが、どぉ〜なの〜〜!?(絶叫)
金剛地
そんなわけで
その違いを知れば知る程、
逆にどっちがどっちなのか、
どうもでよくなる「音事協」と
「ジャスラック」。
しかしながら、
これもまた良い機会です。
この際、決着をつけましょう。
似て非なるもの、
山田さん、寺田さん、
準備の程は宜しいでしょうか?
では、まずは寺田さん、
御願いします。
寺田
了解しました。
まずは音事協。
正式名称はこちら!
(フリップ)
社団法人日本音楽事業者協会!
漢字の数がなんと…
(恐い顔で)
十三個…恐いっ〜〜〜!
山田
続いて、こちらは、
スマートにいきましょう、
ジャスラック!
正式名称はこちらです。
(フリップ)
社団法人日本音楽著作権協会!
(びっくり&恐い顔で)
ゲゲッ!
なんと驚くべきことに、
こちらもびっくり、
漢字の数が、十三個っ〜〜!!!
(人格変わって低いダミ声で)
恐るべしは十三の魔力、
そして、権利を主張する者にのみ
富は分配されるのじゃ!
寺田
山田さん、
今日、恐過ぎ。
さて!
続いては音事協が生まれた年、
それはこちら!
(フリップ)
1963年。
人間年齢45歳、働き盛りの加齢臭。
素敵と素敵じゃないの境界線が
ハッキリとわかれる
シビアな年代です。
(突然テーブルを叩いて)
正直に、いろいろと言えない感じが
はっきり言ってもどかしいです!
山田
ヘイッ!
(優しく)
ベイビー・リラックス…。
リブ・ロング…
キープ・クワイエッ!
(キャラ戻ってフリップ出す)
さて、こちらは設立されたのが、
1939年。
この年、世界では、
ナチス、ドイツ軍がポーランドに
侵攻し、第二次世界大戦が
勃発しました…。
(人格変わって低いダミ声で)
恐るべしはナチス・ドイツ、
そして、権利を主張する者にのみ
富は分配されるのじゃ!
寺田
もはや事実関係しか言いません!
音事協の会長さんは、
(フリップ出す)
尾木徹。
山田
ま、まさかっ!!!
ジャスラックの会長さんは、
(フリップ出して)
船村徹。
二人
ヒェッ〜!!!
寺田
これって、
絶対、運命だと思う!
山田
似て非なるもの史上、
ここまで似ていることが
今だかってあっただろうかっ…!
金剛地
ちょっと途中なんですけど、
口はさんでいいですか…?
そもそも音事協って
音楽プロダクションの業界団体で
ジャスラックは
音楽著作権管理の団体だから
そもそも似てないですよね…。
山田
えっ!? マジで!?
寺田
超恐いんですけど!
金剛地
恐いっていう意味だと似てるような
気もするんですが。
寺田
これ絶対まずいと思うんですよ。
何か、最初から嫌だったんだよな。
山田
あとはもう、私たち、
責任を追いかねますので、
お願いしますっ!
(そう言いながら布をかぶる山田と寺田)
金剛地
音事協と
ジャスラックが真摯に切磋琢磨する
その姿勢がひとつの文化を
創るのですね。
いずれにしても、
本日もまたドキドキでした。
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